政府や議会との関係

政府や議会は国民の代表だから、もちろん国民とそれらの期間は敵対関係にあるわけではない。できれば信頼して、効率よく業務を行えるように互いに協力するのが望ましい一方、批判も必要である。ただし、単なる不信などでそれを拒むようでは健全とは言えない…

ザグレブにて

マリボルからザグレブへflixbusで向かう。ザグレブは少し暖かい。スロベニアまでと違って、室内でもマスクをほとんどつけていなかった。ザグレブも街が綺麗で、サッカーのユニフォームをよく見かけた。公園も多く、人がおおらかだった。

見えない数値

データを分析するうえで、得られないデータを考慮することが非常に重要になることがある。例えば、アメリカが第二次世界大戦中、戦闘機の生存率を上げるために、機体のどの部分を強化するべきかを模索していた。帰還した戦闘機の銃痕の数を調べると、両翼、…

「美」とは何か

人は美を追求する。「美」には様々な種類があり、時代、地域によって異なる。一方、普遍的なものもあるのだろうか。それは分からない。 オーストリアのウィーンに行ったとき、私は感動と情けなさを覚えた。建物、街並み、人、ファッションなど、何もかも美し…

富とは何か

富とは何だろうか。物的資源、人的資源、貯蓄などが挙げられるが、つまるところ生産力のことだろう。資源や貯蓄が生産力につながるが、それらが直接富を生むわけではなく、優れた頭脳と努力があって、生産し続ける能力こそが富である。

体罰は必要か

昨今、体罰を行うとかなり大きな問題になる。体罰は必ずしもとがめられるのだろうか。体罰は普遍的なものではない。例えば、アマゾンの奥地に住むある先住民族は体罰がないが、ニューギニアのある民族には体罰が存在する。また、今でこそ「体罰はありえない…

数値の裏側

統計的な数値を見ても、その裏側まで見る必要がある。平均と中央値の違いはもちろん、そのデータのとり方にも注目するべきである。例えば、平均収入や収入の中央値が提示された時、連絡が取れずにそのデータから漏れた人、嘘をついている人なども含まれる。…

成功の証は普遍的である

高級スーツ、腕時計、バッグなど、ブランド品を誇示する人がいるが、そのように精巧の証を見せることは世界共通かもしれない。それがニューギニアの先住民になれば、貝であったりするし、アメリカやヨーロッパに行けばダイヤモンドを持っていることがそれに…

アリとキリギリスはどっちでもよい

アリとキリギリスの話で、「最初に飛ばすと良くない。遅くても一定のペースで進めばよい。」という教訓があるが、キリギリスも正しい。無理して走るのが正解の時もあるし、そもそもゴールは人によって違う場合が良い。必ずしもアリである必要はない。

アリとキリギリスはどっちでもよい

アリとキリギリスの話で、「最初に飛ばすと良くない。遅くても一定のペースで進めばよい。」という教訓があるが、キリギリスも正しい。無理して走るのが正解の時もあるし、そもそもゴールは人によって違う場合が良い。必ずしもアリである必要はない。

正義よりも大事なこと

何かを選択し、行動するとき、そこに正義を見出す人が多い。つまり、良いことをするべきである、ということである。しかし、良い事かどうか分からないときもある。その場合は、責任と覚悟をもって行動するべきである。自分の選択をよく考え、その行動の後に…

人口増加を減らすには子供を守るべきである

特に産業革命以降、人口爆発が起こり、持続可能な社会のデザインがとり急がれている。ここに、永遠に子供が増え続けるのではないかという漠然とした不安を覚えることもあるが、そうはならないようだ。先進国のほとんどで人口は減少に転じている。その理由と…

自信と実力

ある分野において、学力や能力とその人の自信はほとんど相関がないという。つまり、自分の自信を正しく見極められる人が少ないということだ。自信が過ぎると過信、なさすぎると臆病になってしまう。自分の能力と自信のバランスを見極めるとともに、他人の自…

祈りの意味

世界中に祈る人々がいる。もし神がいなかったり、祈りが届かなかったとしても、祈りには意味がある。なぜなら、それは自分と向き合う時間になるからである。一度停まって、自分を客観的に見るきっかけになる。

差別か区別かの基準

差別は許されないが、区別は許される。その場合、どのような基準で決めれば良いのだろうか。それは、グループに分けた結果、そのグループ間での差異とグループ内での差異が、グループ間の方が明らかに大きい場合は区別と言える。しかし、それだけでなく、悪…

恋は贅沢

ロマンスという概念は必ずしも普遍的なものではない。例えば、狩猟採集民族や見合い制の社会では存在しない。ロマンスを楽しむことができるのは、生活に余裕のある人だから、恋は贅沢なのである。

基礎科学の中の生物

生物は基礎科学の分野として扱われることがあるが、少々特別扱いかもしれない。なぜなら、化学や物理の存在は約135億年、それに対して生物は約38億年と歴史が浅いからだ。とはいえ、人間も生物で、その程度の規模の歴史なら、差があろうが重要ではないともい…

「老い」への価値観

世代間対立のある国や、資本主義に偏りの強い国では、老人への扱いが雑になりがちである。また、部族によって老人の扱いが異なるが、老人は自然災害への対処などの知恵を持つため、重宝されることもある。現在、定年制度があるが、彼らは若い人たちよりも利…

多くの分野に手を出すべきか

専門であるべきかオールラウンダーであるべきかは常に意見が分かれるが、基本的には専門性を高めた方が良い場合が多い。オールラウンダーを目指すのではなく、専門と少しの専門外を勉強することで、複数の視点を持つのが良い。例えば経済に詳しい人が歴史を…

母の強さ

世界中、どこに行っても母親は強い。特に赤ん坊に関しては、模型であってもぞんざいに扱うのを見れば、明らかに女性の方が強い嫌悪感を示す。また、次世代のことを考えた政策を打ち出すのも女性の政治家に多い。子供のことになると本能的なものが非常に強く…

発明は必要の母

「必要は発明の母」という。確かに、何かが必要な時にそれを実現しようと努力し、見事発明に至ったケースは多くある。しかし、多くの発明は偶然によるもので、時代などの環境によって採用され、それを機に社会が変わっていく。そして、それが広まった後は、…

食人のタブーと矛盾しているように見えること

特に文明化された社会において、食人は大きなタブーである。食人の理由は様々で、その一つに治療のための食人がある。科学的に証明するのは難しいが、それをよしとする部族も多く存在した。そして現在、人体ベースの治療はかつてないほど行われている。輸血…

日本人とは何者か

日本人とは何者なのだろうか。日本国籍を持つものだろうか。日本人は単一民族だと言われているが、アイヌ民族や沖縄の民族もいる。また、本島に住む日本人の中でも、顔の種類は非常に多様に思える。民族の対立はあり得るのだろうか。それとも完全に同化して…

社会システムの優劣の基準

社会システムの優劣はどのように決まるのだろうか。 もしも責任を取らない人、頭の悪い人、ニートなどの、通常は「好ましくない」と考えられる人が多く存在しても成り立つものがあれば、それはシステムが優れているからだろう。例えば、大人しか使えない機械…

ナショナリズムの問題点

ナショナリズムは近代において世界的に広まったが、問題点が2つある。一つは、少数派の迫害が行われることである。少数派の民族、人種は、多数決に負けて冷遇され、その国を出るか滅ぶしかない。もう一つは、どこまでの純度の国民にするか、ということである…

表現の自由と公共の福祉

表現の自由は国民に保障されているが、何でも許されるということではない。発言だけでも侮辱罪、脅迫罪になる場合がある。また、法律で取り締まれない場合でも、むやみに人を傷つけるのはもちろんよろしくない。そういう人たちは表現の自由を主張するが、天…

民主主義を邪魔する本能

民主主義には理性的な判断が必要で、そのためには本能を抑えて、意識的に行動する必要がある。特に、怒っている人に対する反応である。怒りによって大きな声を出して抗議すれば、例え少数であっても、それが大勢の意見であるかのように思えてしまう。これは…

宗教による自己肯定感の違い

宗教によって人間の存在の解釈が大きく異なる。今までお寺や教会、モスクなどを訪れ、教典などを読んだで、もちろん宗派によって異なるが、宗教によって傾向があると解釈した。例えば、キリスト教、イスラム教は人間が人間であることをそのまま肯定する感覚…

人間と非人間の区別は人為的に行われる

全ての人間には人権があると多くの人が信じている。しかし、どこまでが人間かは時代や文化によって異なる。例えば、アフリカ人を奴隷として扱っていたアメリカでは、当時、彼らを人間とは認めなかったし、日本軍が中国人を実験に使った時、彼らも人間ではな…

時間軸と空間軸はセットで動く

時間軸と空間軸はそれぞれの軸を持つが、人間の意識的にはセットで動いているように思う。例えば自意識が解体されていくとき、意識が身体より後ろに行くとき、上に行くときなどは、時間軸が伸びたり、縮んだりする。やはり、感覚的にも相対性理論は正しい。