ナショナリズムの問題点

ナショナリズムは近代において世界的に広まったが、問題点が2つある。一つは、少数派の迫害が行われることである。少数派の民族、人種は、多数決に負けて冷遇され、その国を出るか滅ぶしかない。もう一つは、どこまでの純度の国民にするか、ということである。どの程度なら共存できるのか、というのは誰にも決定権がないから、迫害は止まりづらく、必要以上に行われることが多い。概して、少数派との共存はメリットも多いから、彼らと共存する道を選ぶべきだった国も多いように思える。