2020-01-01から1年間の記事一覧

過去も変えられる

過去は変えられず、未来だけ変えられるというのが多くの人の意見だが、本当にそうだろうか。人は解釈を変えられるから、過去の解釈を変えれば、過去の意味が変わる。実際にそうやって自分を励ましたり、正当化して生きている人も多い。とにかく、ポジティブ…

敬語はコスパが良い

敬語を使うのは精神をすり減らすからあまり意味がない、という人もいるが、敬語ほどコスパの良いものも珍しい。なぜなら、敬語を使うだけで、「この人はまともなんだな」と思われやすいからだ。 もちろん人に媚びるときの敬語は良くないが、基本的に敬語にす…

噂話は大げさになる

人が人にものを伝えるとき、それは大抵、大げさになってしまう。伝言ゲームをやったことがあれば経験的に分かるが、人がものを伝えると、それは最初とはずいぶん違う話になってしまう。特に、長い話や複雑な話の場合は顕著であるし、短くても、インパクトの…

なにかをする勇気がないとき

何かに挑戦するとき、それをするのをためらう理由はおそらく、それが失敗したときのことを考えるからであろう。しないことで、成功する可能性を残しておきたいのである。 しかし、それをしていても成功はしないから、思い切って挑戦して、失敗したらまた成功…

環境の重要性

意志による選択が大事なのは言うまでもないが、それと同じくらい環境が大事である。人は、その周りにいる人たちやルールから大きな影響を受ける。どんなに怠惰なマウスでも、水の中に入れられたら必ず泳ぐのと同じである。 自分がいるべき環境に意思の力で飛…

選択の重要性

人は選択したがる。それは、マウスでも同じらしい。餌があり、道が二つある。一つはまっすぐで短く、もう一つは枝分かれしており、先が見えない。そうするとマウスは枝分かれの道を選ぶことが多いという。 人間も同じように、あえて険しい道に入ることで安心…

後悔するときとしないとき

できるだけ後悔はしないで生きていきたいと思う。そのために、後悔するときとしないときを見極める必要があるだろう。 私の場合は、自分の判断で決めたことであれば、それが失敗に見えようとも後悔はしない。一方、他人に任せたり、無理やり決められたことに…

結局はwinloseが好きなのかも

理想的な人間関係はwinwinだが、実際に起きているのはwinloseの方が多いのかもしれない。 最近流行っているバトルロワイヤルゲームやスポーツ、アニメや映画など、敵がいて、それを倒すという枠組みがとても多い。 人間は本能的に他人と比べてしまうため、wi…

やらない理由はいくらでも作れる

人は、何かをしない理由をいくらでも作ることができる。例えば、朝起きをしようと決心して、前日の夜にやはりしなくていいや、と思うときには、「今日は忙しかったから」「なんとなく疲れているから」など、言い訳はいくらでもできる。 それを防ぐためには、…

人間は記号でものを見ている

人間は他の動物と比べた時、おそらく情報処理の仕方が少し変わっている。記号を使うのである。概念というものが存在し、あらゆる刺激や文字を記号化して処理する。そのようにして、多くの情報を圧縮し、生きている。そして、その能力は成長とともに獲得して…

成功体験の重要性

過去の経験が今の行動に大きな影響を及ぼすことは疑いようがない。 例えば、チームスポーツで、格上の相手と戦うとき、我慢する時間が長くても勝った経験があれば、また次も同じように戦える。 また、幼少期に努力が実ることを体験した子供は、大人になって…

個人に怒る前にすること

誰かが悪いことをして、それに対して怒るというのは自然なことである。 しかし、私はそのような考え方ではない。多くの場合、個人に怒らずに社会や、社会のシステムに対して怒る。例えば、性犯罪が起きた時、もちろんその犯罪者は悪いのだが、社会でどうにか…

人がキレるとき

人がキレるときは、2種類に分類できると思う。 まずは、何かいやなことがあって、感情的になってそれを表に出すときである。例えば、人に足を踏まれて、相手が謝った後に怒るときなどがある。 もう一つは、何か一時的な不具合があり、それをやめさせようとす…

死ぬときの気持ち

死を経験した人は語れないから、死がどのような体験かは誰も詳しくは知らないが、想像はできる。睡眠と同じである、という人もいる。衰弱や病死の多くのケースについて想像してみる。 私の場合、死は旅の終わりに近いと思う。人生は旅に例えられるように、そ…

アセクシュアルの人を好きになってしまった人の話

近年、LGBTの存在と権利が認められてきているが、アセクシュアルというセクシャリティも存在する。彼らは性的魅力を誰にも感じることがない。例えば、普通の異性愛者の男性が女性に魅力を感じるが、男性には感じないように、アセクシュアルの人は誰にも性的…

隠れた差別意識

差別が良くないのは明確なことである。私は多様性に寛容であり、差別などしないと普段は思っている。しかし、ふとした瞬間に差別意識に気づくことがある。 例えば、大阪なおみ選手が日本人であるということに対して、「私と言葉も文化も共有していないのに同…

女性が社会進出するメリット

近年、女性の社会進出が進んでいる。この流れに対し、女性だけでなく、男性側からも反対の意見が上がっていることに違和感を覚える。確かに優秀な女性が社会進出すると、自分の地位が脅かされる可能性が上がるかもしれない。 しかし、それ以上に、「男性が一…

おせちは美味しくない

おせちはとても美味しいものではないだろう。もしもとても美味しいと多くの人が思っていたら、一年中売っているだろう。

夢は持った方が良いのか

夢をもつ方が、人生が生き生きして、楽しくなると多くの人は思うが、本当にそうだろうか。 あるアジアの田舎に住む少女に夢を聞いてみた。その国の言語では、「夢」にあたる言葉がなく、「人生の目標」的何かを聞いてみた。(ちなみに日本でも夢というのはも…

本当に可愛そうなのはどちらか

僕は今まで日本で生まれ、経済的に恵まれた環境で育ってきた。今振り返ると、衣食住に困ることなく、小さいときから、親は好きなことをやらせてくれた。しかし世界を見ると、衣食住に困り、教育もまともに受けられない人がたくさんいる。このことで、小さな…

二元論で語られるものは薄い

人はものを単純化しがちである。時には過剰に単純化してしまい、本質を見逃してしまうことも多い。 例えば、ある2人組が2つあって、ある2人組が「人間に裏表はあるのか」という議論をしていたとして、「人に裏表はある」という結論が出たとしよう。一方、も…

刺激の強さと幸福度

幸福度を上げるには、小さな刺激で満足する必要があると思う。極端な例を2つ挙げる。 1つは、子供の頃で、子供の頃は、家族からの愛を受けて、自分や周りがどうであろうと常に幸せを感じていた。これは、本人にとって、ほぼすべてのことが新鮮で、刺激的だか…

表現の方法

最近まで、自分は言葉や数字などの記号による論理によってコミュニケーションを図ることにこだわりを持ってきた。それによってはっきり事実が伝わり、効率的だと思ったからだ。 しかし、これからは言葉以外で自分の気持ちなどの伝えたいことを表現する方が良…

価値観が揺らぐ面白さ

新しい事実や、新しい視点を見ることで、常識や既成概念が崩れることがある。このような現象をパラダイム・シフトと呼ぶ。僕はこのパラダイム・シフトが自分の中で起こったとき、一種の快感を覚える。 このような経験を通じて、常識や世間の意見が必ずしも正…

趣向がずれている方が幸せになりやすい

自分が幸せになるための手段の一つとして、他人との競争をやめる、という方法がある。 趣向がずれている人はこの手段をとりやすいため、幸せになる確率が高くなる。 例えば、美人の定義が多くの人と違えば、多くの人と美人を狙った競争をしなくてもよい。 供…

実験よりも大事なこと

科学において、実験をして、そこから普遍的な性質を明らかにすることが多い。しかし、実験よりも大切なことがある。 それは仮説を立てることだ。実験をせずにイメージして優れた仮説を立てる必要がある。これによって今までにない説明が思い浮かぶ可能性が出…

責任の良い側面

責任というと、失敗したときの責任というイメージが強いが、責任には良い面もある。 それは、主体性を尊重することと、反省がしやすいことだ。 まず、ある人に責任を取らせることで、その人が成功したときに褒められるようになる。また、その人は自分の行動…

平等を保障する道具

我々は何をもって平等と言えるだろうか。平等という概念は、近代的なものであり、江戸時代までは身分制度が普通であった。 しかし、彼らの中にも平等を訴える者がおり、例えば石田梅岩がそうだった。誰が偉いとかいうのを否定したのだ。 当時は朱子学の影響…

食べ放題が好きでない理由

私は食べ放題があまり好きではない。それはなぜだろうか。 それはおそらく、金銭的に損をしている感覚があるからだろう。 本来、食べ放題は好きなものを好きなだけ食べられる、というシステムなのだが、その目標は食べ放題でなくても、普通に注文しても達成…

テクノロジーは便利さをもたらすのか

テクノロジーによって便利になった、というのが常識だが、必ずしもそうだろうか。意外にもそうでない場合が多いのではないだろうか。 例えば、今、不便を感じている人はどれほどいるだろうか。多くの人は満足しているだろう。しかし、新たなテクノロジーが出…