2019-01-01から1年間の記事一覧

動物園で最もかわいそうな動物

動物園に関しての様々な議論があり、動物園を反対する意見として、「動物を狭い檻に閉じ込めると動物はストレスを感じる」というのがある。確かに動物園の動物のほとんどはストレスを感じているだろう。しかし、多くの人のイメージと、動物の感情は必ずしも…

胸腺の謎

最近、宇宙空間で胸腺が縮むというニュースが話題だ。そもそも胸腺とは、免疫細胞を作る訓練場のようなもので、免疫に必須である。この胸腺は不思議な性質を持つ。8歳付近をピークに、胸腺は衰えていくのだ。骨や脳、筋肉、肺などの、多くの器官や組織は20…

人によっては1秒で解ける数学の問題

128チームがトーナメントを行う。優勝が決まるまでの試合数の合計は何試合か。 これは解き方が2通りある。1つ目は、1回戦は64試合で、2回戦は32試合で、、、と合計していく解き方だ。もう1つは、1試合で負けるのは1チームで、1度も負けないのは1チームの…

意外と難しい確率問題

1万人に1人持つウイルスがあるとする。それを検知する装置があり、陰性の場合は99.9%の正答率である。陽性の場合はもっと正確で、99,99%の正答率である。普通の市民の中から、ランダムに1人選び、この装置が「陽性」という結果を出した。この人がそのウイル…

言葉は本来いらない

高等な哺乳類と同様に、微小な変化を感じる器官を人間も持っていたならば、それでコミュニケーションが成立する。よって、言葉は要らなかった。ただし、高度な発展を望むなら話は別である。なぜなら、言語によって栄えてきたのもまた事実だからだ。例えば、…

人間は素晴らしい器官を失ってしまった可能性がある

人間は基本的には、言語を使ってコミュニケーションをとる。また、その人の表情や振る舞いから、その人の気持ちを汲み取ることもある。そして、人間はこの言語を介さないコミュニケーションの能力が退化してしまったのかもしれない。例えば、馬のハンスの話…

「美」は刷り込まれている可能性がある

「美」は人によって違うが、その定義はどう決まるのだろうか。ある程度本能で決まっているだろうが、完全に決まってはいないだろう。例えば、雄のクジャクをカメと2匹で部屋に飼っていると。クジャクはカメに求愛するらしい。また、人間でも、江戸時代の春…

本能の謎

タイ焼きを頭から食べる人が多いが、自然界は必ずしも頭から食べるわけではないらしい。例えば、魚がミミズを食べるときは、必ず尻尾から食べる。これがなぜだかは全くわからない。ミミズは頭部も尻尾も同じような感じだから、どちらから食べてもあまり変わ…

タイ焼きの謎

タイ焼きを食べるところを想像してみてほしい。頭から食べるだろうか。それれとも尻尾からだろうか。私の経験上、多くの人は頭から食べる。なぜだろうか。理由はいくつか考えられる ①頭側の方があんこが多いから あんこの量が多く、おいしく食べられるという…

好きな人が見ていると強くなれる現象

「あの人が見てくれているから」 多くの人がそういう経験があるだろう。例えば、サッカーの試合で彼女が見に来ている時はいつも以上に気合が入ったりするし、好きな人がいるから勉強を頑張ったり、だらけなかったりする。これは人間特有のものなのだろうか。…

新たな思考法

現代の科学は日進月歩であるが、行き詰っているという声もある。確かにここ50年ほど、ニュートンやアインシュタインが起こしたようなブレイクスルーは見られない。ここで、いままでとは別の思考法が必要だと思う。今までは主に帰納法と演繹法でものを考え…

アクアリウムは機械がない方が美しい

一般的に、アクアリウムというと、水槽の中に魚や水草などをいれ、人工ポンプで酸素を供給し、その生き物たちを鑑賞することである。 しかし、アクアリウムには人工ポンプはない方が美しい。なぜなら、自生こそに自然の美しさを感じられるからだ。人工ポンプ…

文系特有の難しさ

日本においては、学問は理系と文系で分かれているという認識が一般的だ。そして、多くの人が、文系よりも理系の方が難しいとも思っている。例えば、私立大学の文系の学部生は「私文」と呼ばれ、チャラチャラした大学生と見られがちだ。 しかし、文系、特に人…

簡単な確率の問題

ある少年がバットとボールを買った。バットとボールの合計額は1.10ドルで、バットはボールより1ドル高い。バットとボールはいくらか。 答えは、バットが1ドル、ボールが0.1ドル、、、ではない。 バットが1.05ドル、ボールが0.05ドルである。 私の周りの人の…

人間の価値は必ずしも一貫しない

価値というのは不変なものであるはずだが、時にそれが揺らぐことがある。それは、「比較対象に価値の大小が影響されるから」である。 例えば、ある実験によると、15ドルのCDを買おうとして、別の店舗で10ドルで同じものが売っていると知った時、人は5ドル節…

単純なのにおそらく誰も解決できない問題

この世には、難解な数学の証明問題など、天才にかかっても解けない問題があるが、単純に見えて明確な答えがないものもある。それが「懸賞問題」である。これは、懸賞を当てるにはどうすればよいのか、という問題である。懸賞のルールは次の3つである。 ①参加…

犯罪は1種の事業である

「犯罪」は起こしていないものというのが一般的に考えられている。実際、多くの人は犯罪を起こさない。イギリスの哲学者のベンサムによると、これは「飴と鞭」の関係で説明がつく。つまり、法を犯すによって得られるメリットは、大抵、見つかった場合の罰よ…

他国民を差別する国の特徴

近年、日本では韓国人に対し、韓国では日本人に対する差別が多くみられる。世界中にそういった現象はある。そのような差別の背景には何があるのだろうか。 これに対する最も簡単な答えは「国内情勢がうまくいっていないこと」である。 例えば、韓国では大統…

視覚過敏としての体験談

視覚過敏という言葉をご存じだろうか。知覚過敏の一種で、視覚が普通の人よりも敏感になっている状態のことである。筆者は視覚過敏であるため、いくつか体験談を紹介しようと思う。 ①学校で使うノートが眩しい 真っ白なノートで、しかも蛍光灯の光が強い教室…