2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マッドサイエンティストの気持ち

よく映画や小説で、マッドサイエンティストが描かれることがある。彼らは自らの好奇心のために倫理的な問題を無視し、研究を行ったり、不老不死を求めたりする。 彼らは変人や絶対悪として描かれることが多いが、その気持ちは誰もが持っているものである。人…

過去と未来は熱によるもの

現在を定義すると、過去と未来も存在するというのは、物理学的には常識ではない。熱がないと、過去と未来は存在しないのだ。 例えば、振り子が運動している映像をカメラに収めるとする。この時、運動が外部からの力を受けなければ、その運動を繰り返す。よっ…

物事を単純化すると真理は見えないかも

人間は物事を単純化する。つまり、物を概念として記号化し、世界をとらえている。そうしないと脳が世界を処理できないからだろう。動物とは違い、人間には考えるべき問題が多いため、そのような仕組みになった。 しかし、真理を把握する、という観点から見る…

災害時の転売では買う人も悪い

転売は基本的には容認されている。ただし、災害時などの緊急の場合においては、生活必需品などの買い占めに走ってお金を儲けるのは良くないとされる。 しかし、これに関して、売る人にばかり注目が行くのは間違っていると思う。確かに売る人がいると、生活に…

知識は発想を邪魔するか

人間は知りたがる生き物である。そのために色々考え、新たな発見をするには独特の考えが必要とされる。その際に疑問なのが、知識はつければつけるほど良いのか、それとも発想を促すために学ぶ知識量は制限した方が良いのか、ということである。 あまり知識を…

人を評価するべきではない

もしも良好な人間関係を作りたいのであれば、基本的に人を評価するべきではない。つまり、褒めることもしない方が良い。 なぜなら、人を評価すると偉そうに見えてしまうからだ。褒めても罵倒しても立場が上のように感じてしまう。だから何かしてもらったこと…

情報の一般化は良い流れと言えるか

パソコンとスマホの普及により、情報が一般化されてきている。誰でも世界中から情報を得られるようになった。一方、秘密にされている情報もある。また、市民に出回る情報を管理する政府もある。情報は一般化されているのが大きな流れだが、それは正しいのだ…

普通選挙は正しいのか

近代、市民は平等を求めて権力者と戦ってきた。かつては税金をたくさん集めている人がのみが投票権を持っていた。そして、今では多くの国で普通選挙が行われている。 しかし、この制度は果たして正しいのだろうか。私はある程度、教養のある人のみで選挙を行…

教師の責任は重い

教育には教師が必要で、様々な分野で、様々なレベルの教師がいる。しかし、すべての教師に共通して言えるのは、他の多くの仕事と比べ、責任が重いということだ。 なぜなら、生徒の人生を豊かにもできるし、狭めることもできる。子供の将来に大きな影響を与え…

監視社会が良くない理由

犯罪のない世の中を作りたい、とだれもが夢見る。その結果、街には防犯カメラやドローンを利用して、市民のあらゆる行動を監視する国がある。しかし、これはむしろ幸福度を下げているのではないか。という指摘もある。なぜ監視社会が良くないのだろうか。 監…

言語化することの重要性

人間は言語を操る生き物である。それによってコミュニケーションをとる。しかし、伝えたいことのすべてを言語化できるわけではない。だから芸術が生まれ、言語以外で伝える。 しかし、そういった時に芸術以外で感情的、暴力的に伝えてしまうこともある。赤ち…

なぜくじらやイルカだけ特別なのか

オーストラリアなどと日本が捕鯨問題でもめることがある。それは利権が絡んでいるが、そのほかにも倫理的な議論もある。くじらやイルカは頭がいいから、殺してはいけない、という。また、ヴィーガンを薦める人たちの中に、動物がかわいそうだから肉食をやめ…

愛は社会が作りだした概念である

人を愛する気持ちはほとんどの人がもち、尊いものである。この愛は、自由恋愛とを実現するための社会的な概念である。 例えば、動物に愛は存在するだろうか。家族や兄弟を大事にする動物はいるかもしれないが、相手を受け入れるような行為は見られないから、…

宇宙と人間

宇宙はとても広く、その規模を考えれば我々はとても小さく見える。 こんなに大きな地球でさえ、宇宙全体をみればちっぽけなものだ。太陽でもそうだ。 ビッグバンで宇宙が誕生し、その爆発のかけらが惑星や恒星などの星になった。するとそのかけらの中でも小…

世界的に見て勉強する意味

現代人には多くの人が教育を受け、それを不可欠だと認識している。そもそも勉強は必要なのだろうか。 世界が平和であれば、勉強は必要ないと考える。今でも教育を施していない地域はある。そのような地域は、無駄の少ない美しい暮らしをしている。さらに、人…

なぜ自分を過小評価してしまうのか

自分を正しく評価するのは難しい。しかし、自分の評価が高すぎたり、低すぎたりすると自分にとっても、周りにとっても良くない。秋葉原の通り魔事件の犯人は、毎日掲示板で自分の容姿を卑下する書き込みをしていたという。その容姿の悪さのうっ憤晴らしとし…

事実と意見は違う

事実と願望を分けて話してしまう人がいるが、聞き手として間違った姿勢の人もいる。事実と意見を分けて聞くことができない人たちだ。 例えば、「アメリカでこういう事件があって」というと、「ひどい!」「かわいそうじゃないか」とか意見する人がいる。この…

多くの人は自意識過剰

人は他人の行動や存在に影響を受ける。その影響の大きさは人によって違う。しかし、大抵の人は、自意識が過剰である。必要以上に人の目を気にして生活しているようにみえる。自分が思っているほど周りは自分のことを見ていないことが多い。 少し考えれば当た…

ユダヤ人が迫害を受けてきた理由

ユダヤ人は迫害の歴史をもつ民族である。その理由として、「金融面で活躍し、人から嫉妬を受けやすい」というのがよく言われている。 しかし、私は、ユダヤ人が嫌われてきた理由は、「単に外国人だから」だと考えられる。 まず、10世紀前後までは、明らかな…

鉛と犯罪率の関係

鉛はあまり身近な物質とは言いづらい。それを摂取するというならなおさらだ。しかし、ほとんどの人はごく少量の鉛を摂取している。 そして、鉛の濃度が大きい地域は、犯罪率が高いらしい。これは鉛が脳の神経に異常をきたすためだと考えられている。特に子供…

単語の誤用への対処法

Aさんが大きな声で笑っている場面を思い浮かべてほしい。その場面を説明するとき、どのような表現をするべきだろうか。「Aさんは爆笑している」これは一昔前まで誤用であった。正しくは「Aさんは大笑いをしている」である。なぜなら、かつての爆笑の意味は、…

なぜいろいろな種類の食べ物を摂るべきなのか

「好き嫌いせずに食べなさい」と多くの人が親や教育者から言われいてきた。一方、偏食でも至って健康な人もいる。多くの人にとっては前者が正しいと言えそうだ。 人間の体は様々な物質からできている。また、それを動かす物質も存在する。あまりに多様過ぎて…

実験の仮説も評価も危険

実験をする際、仮説を立てて、それを結果に基づいた考察と比べることがある。もしくは、そのどちらかのみを行う場合がある。 これらの行為は、実験の結果の本質を見逃すことを誘導してしまう可能性がある。 例えば、仮説を立てると、実験のうまい科学者は、…

保守とリベラルの多義性

保守とリベラルというと、政治的な話の際に使われることが多いが、その定義がはっきりしていないことがある。 保守の定義は、「伝統や慣習を大事にするべきで、新しいものには慎重になるべきだ」、という考えで、リベラルは「個人の自由や個性が大事だ」とい…

絶対的な正義はない

正義とは人が作りだした概念であり、社会においてそれが問われる場面が多い。アメリカ人は特に正義の話が好きな人が多い。何が善で何が悪なのかということを人は求めるのである。しかし、大人数にとっての正義はあっても、全員が共有する正義はない。 なぜな…

テクノロジーの欠陥

テクノロジーは多くの人を幸せにする可能性を秘めている。とはいえ、過剰に期待するべきではない。どんなテクノロジーにも欠陥がある。 まず、人が犠牲になるケースが多発する可能性がある。完全に安全なものは存在しない。事故によって人が死んだり、怪我を…

テクノロジーは人を極端にする

科学技術は多くの変化をもたらし、どんどん人々の生活が便利になっている。 しかし、テクノロジーは人を極端な方へ導いてしまうことが多い。 例えば、アメリカにおいて、パソコンを用いた教育により、地域による教師の質の格差が解消され、学力向上が期待さ…

科学は人を幸せにするか

科学は多くの技術を生み出し、人々の生活や心の在り方を変えてきた。かつては宗教が社会の基盤であった。このような変化は人を幸せにするのだろうか。 まず一つ、地球上の人々の幸福の総量は増えたと言える。なぜなら、科学技術のおかげで人口が増えたからで…

人間が毛をなくした理由

ヒトはサルと違い、毛が少ない。なぜ毛を失うように進化したのだろうか。それに関して、興味深い説が2つある。 一つは、狩りをするためである。狩りの相手は哺乳類で、毛が多いものだった。その動物たちを追いかけて、汗をかくと、動物たちはやがて熱中症に…

自分の話をするのが好きでない理由

私は人と話をするのが好きである。しかし、自分の話をしている時はあまり好きではない。相手の話を聞いたり、何か別の物事について話をするのは好きである。 なぜなら、自分の話には発見がないからだろう。相手の話や別の物事は未知であるが、自分のことは大…