多くの人は自意識過剰

人は他人の行動や存在に影響を受ける。その影響の大きさは人によって違う。しかし、大抵の人は、自意識が過剰である。必要以上に人の目を気にして生活しているようにみえる。自分が思っているほど周りは自分のことを見ていないことが多い。

少し考えれば当たり前のことだが、一人の人間を注意して観察することは日常生活にほとんどない。好きになった人を見ることはあるかもしれない。それは好きだから見るのであって、その人が自分に気を使っているかは二の次で、とにかく見てしまうのだ。

車を買うときにも、見栄で買う人はとても多い。本当に好きな車や、気に入った性能があるなら別である。しかし、燃費や用途の広さが優秀である軽トラは多くの人の選択肢にはない。世間の空気や見栄によって、好きでもない車を買ってしまう。実際にだれが何の車に乗っているかは、大多数の他人からすればあまり関心のないことだ。

このように、自分をよく見せたり、見栄を張ってものを買ったりする人は多いが、周りはそれほど気にしていないため、その努力は報われないことが多い。