過去と未来は熱によるもの

現在を定義すると、過去と未来も存在するというのは、物理学的には常識ではない。熱がないと、過去と未来は存在しないのだ。

例えば、振り子が運動している映像をカメラに収めるとする。この時、運動が外部からの力を受けなければ、その運動を繰り返す。よって、逆再生しても同じ映像になる。過去と未来が存在しない状態だ。

しかし、実際には摩擦によって熱が生じ、やがて振り子の運動は止まる。このときは逆再生すると違和感があるだろう。ここには過去と未来がある。

このように、時間を媒介するのは熱で、熱が存在しないと、時間も存在しない。