客観的事実を記述する難しさ

歴史認識が国際問題になったり、ある事件で複数の目撃者のつじつまが合わなかったりする。それがおこる原因は、どちらも事実だから、という場合がほとんどだろう。ある会議の議事録を複数人で書いた場合、全く同じものはできないだろう。

このように、どこを重要視するか、というのが人によって違うために、あたかも複数の事実があったかのようになる。これを回避するには、数値を使うしかないが、数値化できない場合は、主観を完全に取り除いた記述はほぼ不可能だろう。