アファーマティブアクションは正しいのか

アファーマティブアクションとは、積極的な措置で、機械の平等に加え、結果も平等になるように動くことをいう。

例えば、大学でのアフリカ人の数が少ないから、アフリカ人は多少成績が悪くても、大学に在籍できる、というようなものだ。弱いものが優遇されるという点において、このような動きは評価される。しかし、全体を見てこれは正しいと言えるだろうか。

例えば、今の日本において、女性と男性は等しく教育を受ける権利があり、もちろん大学入試も平等に扱われる。ある大学入試において、点数だけを評価すると、合格者の男女割合が男性1割、女性9割だったとしよう。しかし、結果の平等を保つために、男性の入試成績のみを50点あげて、合格者の男女比が、1対1にした。

これを聞いて「バカげている」と思う人が多いと思うが、これもアファーマティブの一つである。

このように、結果ではなく、機会の平等さのみを重視するべきだと思われることもよくある。