科学の古い書き方

かつて、欧米での論文は、受動態で物事を書くことが多かった。なぜなら、科学には再現性が重要であり、だれが行ったかは重要でないからだ。だから、考察を書く時も「考えられる」という書き方が一般的だった。

しかし、今はそのような書き方は変わり、自分をある程度出すようになった。物事は能動態で書かれ、考察も「考える」という言い方が一般的である。このようになったのは、読み手のためである。能動態で言い切った方が簡潔で、伝わりやすい。

日本ではいまだに昔の欧米にならって、受動態で書く人が多いが、能動態で書いた方が好ましい場面も多くなっている。