人も家畜

家畜といは、人が飼って、何かしらに利用する動物のことを指すが、人間も家畜と言えるかもしれない。人が人を飼って、利用しているのだ。

この世の中には、管理する人とされる人がいるのは事実である。雇う人と雇われる人だ。雇われる人たちは、同じような生活をしている。同じような家に住み、同じような食事をし、同じような服装をする。

そして、雇う人は様々な状況を把握し、経営方針など、物事を考える。一方、雇われる側は狭い視野において環境や感情に振り回されて必死に生きる。

このように見ると、雇われている人は家畜に見える。しかし、これは悪いことだと一概には言えない。なぜなら、互いに生き残るためには必要な関係にあることが多いからだ。

とはいえ考える能力がありながら家畜的な生活を強いられる場合があり、それは本人にとって苦痛である。個人や社会の努力で雇われる側に回るか、独立する必要がある。