人間と非人間の区別は人為的に行われる

全ての人間には人権があると多くの人が信じている。しかし、どこまでが人間かは時代や文化によって異なる。例えば、アフリカ人を奴隷として扱っていたアメリカでは、当時、彼らを人間とは認めなかったし、日本軍が中国人を実験に使った時、彼らも人間ではないとした。ユダヤ人もドイツ人から「バクテリア」と呼ばれていた時期があった。今でも、赤ん坊が、どの段階から人間になるかは議論がある。このように、人間かどうかの境は曖昧なものである。