勝てないものに本気になってはいけない
人は競争に勝つと嬉しい生き物である。しかし、幸せになることにおいて、競争は基本的に敵である。
なぜなら、大抵の場合、競争に負けてしまうからである。負けてしまうと不幸に感じてしまう。ほどほどで満足できるという人も少数いるが、基本的には1位でない限り不幸であるのだ。
一方、幸せとは他者と比べる必要は必ずしもない。自分にとっての幸せと他人にとっての幸せは必ずしも同一ではないからだ。
だから、幸福を求めるならば、勝てるものは1位を目指して頑張れば良いが、勝てないものはそのレースから降りるか、どこかで満足する必要がある。