好きなことを仕事にしようという風潮について①

近年、youtuberなどの影響で、好きなことを仕事にするべきだ、という風潮がある。しかし、この流れは本当に働く人を幸せにするのだろうか。私はこれが必ずしも正しいとは思わない。その理由の一つは、好きなことで収入を得られるようになる人は、ほとんどいないからである。例えば、サッカーが大好きな少年は世界中にいるが、その中でプロのサッカー選手になるのはほんの一部である。

 このように、人は向き、不向きがあるのだから、好きなことで必ずしも生きていくことはできない。好きでかつ得意であればその人はそれを仕事にすれば良いが、得意でもないのにそれを仕事にしようと努力し続けるのはどうかと思う。自分の得意不得意を見極めて、得意なことを収入にする方法を考えたり、その能力をさらに伸ばす努力をするべきだろう。