自己はプライベートなものではない

私たちはテクノロジーの進化と共に、様々な情報をデバイスやネット上に保存してきた。自分の秘密やプライベートな情報も例外ではない。「この秘密は墓場まで持っていく」という時代は終わりつつある。

例えば、自分の考えをネットに書く人も多い。私のもそうだが、昔ならそれは人に伝えたり、日記に書いたりしていただろう。

また、写真や動画などをオンラインに保存する人も多い。家族との写真に加え、何かのパスワードや自分のお気に入りの画像やビデオを保存する。これらは自己の一部だから、見られては困るものや恥ずかしいものもたくさんある。

このように、自己が自分の中で留まらず、デバイスやネットに広がっている。これは自分が覚える必要がなく、人に伝えやすいメリットがある。一方、見られてはいけないものも他人に見られる可能性が高かったり、自分がどこに何を保存したかを忘れてしまうデメリットもあるため、気を付けたい。