成功体験の重要性

過去の経験が今の行動に大きな影響を及ぼすことは疑いようがない。 例えば、チームスポーツで、格上の相手と戦うとき、我慢する時間が長くても勝った経験があれば、また次も同じように戦える。 また、幼少期に努力が実ることを体験した子供は、大人になって…

個人に怒る前にすること

誰かが悪いことをして、それに対して怒るというのは自然なことである。 しかし、私はそのような考え方ではない。多くの場合、個人に怒らずに社会や、社会のシステムに対して怒る。例えば、性犯罪が起きた時、もちろんその犯罪者は悪いのだが、社会でどうにか…

人がキレるとき

人がキレるときは、2種類に分類できると思う。 まずは、何かいやなことがあって、感情的になってそれを表に出すときである。例えば、人に足を踏まれて、相手が謝った後に怒るときなどがある。 もう一つは、何か一時的な不具合があり、それをやめさせようとす…

死ぬときの気持ち

死を経験した人は語れないから、死がどのような体験かは誰も詳しくは知らないが、想像はできる。睡眠と同じである、という人もいる。衰弱や病死の多くのケースについて想像してみる。 私の場合、死は旅の終わりに近いと思う。人生は旅に例えられるように、そ…

アセクシュアルの人を好きになってしまった人の話

近年、LGBTの存在と権利が認められてきているが、アセクシュアルというセクシャリティも存在する。彼らは性的魅力を誰にも感じることがない。例えば、普通の異性愛者の男性が女性に魅力を感じるが、男性には感じないように、アセクシュアルの人は誰にも性的…

隠れた差別意識

差別が良くないのは明確なことである。私は多様性に寛容であり、差別などしないと普段は思っている。しかし、ふとした瞬間に差別意識に気づくことがある。 例えば、大阪なおみ選手が日本人であるということに対して、「私と言葉も文化も共有していないのに同…

女性が社会進出するメリット

近年、女性の社会進出が進んでいる。この流れに対し、女性だけでなく、男性側からも反対の意見が上がっていることに違和感を覚える。確かに優秀な女性が社会進出すると、自分の地位が脅かされる可能性が上がるかもしれない。 しかし、それ以上に、「男性が一…

おせちは美味しくない

おせちはとても美味しいものではないだろう。もしもとても美味しいと多くの人が思っていたら、一年中売っているだろう。

夢は持った方が良いのか

夢をもつ方が、人生が生き生きして、楽しくなると多くの人は思うが、本当にそうだろうか。 あるアジアの田舎に住む少女に夢を聞いてみた。その国の言語では、「夢」にあたる言葉がなく、「人生の目標」的何かを聞いてみた。(ちなみに日本でも夢というのはも…

本当に可愛そうなのはどちらか

僕は今まで日本で生まれ、経済的に恵まれた環境で育ってきた。今振り返ると、衣食住に困ることなく、小さいときから、親は好きなことをやらせてくれた。しかし世界を見ると、衣食住に困り、教育もまともに受けられない人がたくさんいる。このことで、小さな…

二元論で語られるものは薄い

人はものを単純化しがちである。時には過剰に単純化してしまい、本質を見逃してしまうことも多い。 例えば、ある2人組が2つあって、ある2人組が「人間に裏表はあるのか」という議論をしていたとして、「人に裏表はある」という結論が出たとしよう。一方、も…

刺激の強さと幸福度

幸福度を上げるには、小さな刺激で満足する必要があると思う。極端な例を2つ挙げる。 1つは、子供の頃で、子供の頃は、家族からの愛を受けて、自分や周りがどうであろうと常に幸せを感じていた。これは、本人にとって、ほぼすべてのことが新鮮で、刺激的だか…

表現の方法

最近まで、自分は言葉や数字などの記号による論理によってコミュニケーションを図ることにこだわりを持ってきた。それによってはっきり事実が伝わり、効率的だと思ったからだ。 しかし、これからは言葉以外で自分の気持ちなどの伝えたいことを表現する方が良…

価値観が揺らぐ面白さ

新しい事実や、新しい視点を見ることで、常識や既成概念が崩れることがある。このような現象をパラダイム・シフトと呼ぶ。僕はこのパラダイム・シフトが自分の中で起こったとき、一種の快感を覚える。 このような経験を通じて、常識や世間の意見が必ずしも正…

趣向がずれている方が幸せになりやすい

自分が幸せになるための手段の一つとして、他人との競争をやめる、という方法がある。 趣向がずれている人はこの手段をとりやすいため、幸せになる確率が高くなる。 例えば、美人の定義が多くの人と違えば、多くの人と美人を狙った競争をしなくてもよい。 供…

実験よりも大事なこと

科学において、実験をして、そこから普遍的な性質を明らかにすることが多い。しかし、実験よりも大切なことがある。 それは仮説を立てることだ。実験をせずにイメージして優れた仮説を立てる必要がある。これによって今までにない説明が思い浮かぶ可能性が出…

責任の良い側面

責任というと、失敗したときの責任というイメージが強いが、責任には良い面もある。 それは、主体性を尊重することと、反省がしやすいことだ。 まず、ある人に責任を取らせることで、その人が成功したときに褒められるようになる。また、その人は自分の行動…

平等を保障する道具

我々は何をもって平等と言えるだろうか。平等という概念は、近代的なものであり、江戸時代までは身分制度が普通であった。 しかし、彼らの中にも平等を訴える者がおり、例えば石田梅岩がそうだった。誰が偉いとかいうのを否定したのだ。 当時は朱子学の影響…

食べ放題が好きでない理由

私は食べ放題があまり好きではない。それはなぜだろうか。 それはおそらく、金銭的に損をしている感覚があるからだろう。 本来、食べ放題は好きなものを好きなだけ食べられる、というシステムなのだが、その目標は食べ放題でなくても、普通に注文しても達成…

テクノロジーは便利さをもたらすのか

テクノロジーによって便利になった、というのが常識だが、必ずしもそうだろうか。意外にもそうでない場合が多いのではないだろうか。 例えば、今、不便を感じている人はどれほどいるだろうか。多くの人は満足しているだろう。しかし、新たなテクノロジーが出…

異常とは何なのか

近年、異常に対して社会が敏感になっている気がする。 今も昔も異常者の割合はさほど変わらないのではないだろうか。しかし、情報の一般化によって、それを知る人が増えたために、その割合が増えたように感じてしまっているのではないだろうか。 また、社会…

不安は味方

不安は常に「敵」だとみなされがちだが、本当にそうだろうか。 もし全く不安がなかったら、我々はすぐに死んでしまう。蟻とキリギリスのキリギリスのようなものだ。 逆に蟻の性格が極端になっても困る。ずっと備蓄して、我慢を続けていれば、飢えてしんでし…

マッドサイエンティストの気持ち

よく映画や小説で、マッドサイエンティストが描かれることがある。彼らは自らの好奇心のために倫理的な問題を無視し、研究を行ったり、不老不死を求めたりする。 彼らは変人や絶対悪として描かれることが多いが、その気持ちは誰もが持っているものである。人…

過去と未来は熱によるもの

現在を定義すると、過去と未来も存在するというのは、物理学的には常識ではない。熱がないと、過去と未来は存在しないのだ。 例えば、振り子が運動している映像をカメラに収めるとする。この時、運動が外部からの力を受けなければ、その運動を繰り返す。よっ…

物事を単純化すると真理は見えないかも

人間は物事を単純化する。つまり、物を概念として記号化し、世界をとらえている。そうしないと脳が世界を処理できないからだろう。動物とは違い、人間には考えるべき問題が多いため、そのような仕組みになった。 しかし、真理を把握する、という観点から見る…

災害時の転売では買う人も悪い

転売は基本的には容認されている。ただし、災害時などの緊急の場合においては、生活必需品などの買い占めに走ってお金を儲けるのは良くないとされる。 しかし、これに関して、売る人にばかり注目が行くのは間違っていると思う。確かに売る人がいると、生活に…

知識は発想を邪魔するか

人間は知りたがる生き物である。そのために色々考え、新たな発見をするには独特の考えが必要とされる。その際に疑問なのが、知識はつければつけるほど良いのか、それとも発想を促すために学ぶ知識量は制限した方が良いのか、ということである。 あまり知識を…

人を評価するべきではない

もしも良好な人間関係を作りたいのであれば、基本的に人を評価するべきではない。つまり、褒めることもしない方が良い。 なぜなら、人を評価すると偉そうに見えてしまうからだ。褒めても罵倒しても立場が上のように感じてしまう。だから何かしてもらったこと…

情報の一般化は良い流れと言えるか

パソコンとスマホの普及により、情報が一般化されてきている。誰でも世界中から情報を得られるようになった。一方、秘密にされている情報もある。また、市民に出回る情報を管理する政府もある。情報は一般化されているのが大きな流れだが、それは正しいのだ…

普通選挙は正しいのか

近代、市民は平等を求めて権力者と戦ってきた。かつては税金をたくさん集めている人がのみが投票権を持っていた。そして、今では多くの国で普通選挙が行われている。 しかし、この制度は果たして正しいのだろうか。私はある程度、教養のある人のみで選挙を行…